一昨日・昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1690年にイタリアで生まれたヴェラチーニが、
1716年に作曲したソプラノ・リコーダーと通奏低音のためのソナタイ短調である。
ヴェラチーニは、ヴェネツィアやドレスデン、プラハ、ロンドンなど、
国際的に活躍した作曲家で、ヴァイオリン奏者や指揮者としても活躍した。
ヴァイオリン・ソナタやオラトリオなどの作品を残した。
今回聴いたCDは、フランス・ブリュッヘンのリコーダー、
アンナ・ビルスマのチェロ、グスタフ・レオンハルトのパープシコードの演奏による。
第一楽章ラルゴは、通奏低音に伴ってリコーダーが奏でる旋律は、
ゆったりとしながら、やや悲しげな雰囲気を感じさせる。
第二楽章アレグロは、リコーダーが奏でる旋律で始まる。
叙情的な旋律であるが、軽やかなところがいい。
第三楽章アレグロもリコーダーによる速い部分が印象的である。
緩急の変化がみられて、その繰り返しが面白い。
第四楽章アレグロは、舞踏風な感じの旋律で始まる。
軽快な感じで曲は進行し、最後は穏やかに終わる。