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おおくぼっち(大久保っち)です。話題はハーバーフェルトトライベンや音楽、ウォーキング、城の魅力などです。

リヒャルト・シュトラウスの「疲れた放浪者」AV13を聴く

昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのはリヒャルト・シュトラウスの作品で、
1873年頃に作曲された「疲れた放浪者」AV13である。
聴いたCDは、アンドレス・シュミットのバリトン
ルドルフ・ヤンセンのピアノ伴奏による演奏である。
テキストはホフマン・フォン・ファラースレーベンによる。
ピアノの伴奏に導かれてバリトンが歌う旋律は悲しげである。
日が暮れかかった道を歩くさすらい人は、
自分の家と、少年時代のことを思い出し、懐かしがる。
しかし、遠くで鳴り響く鐘の音を聴いて現実に引き戻される。
曲はシューベルト風の歌曲であり、生きることに疲れ、
心の痛みとともに嘆くさすらう人の悲しみが伝わってくる。