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ハヴァーガル・ブライアンの交響曲第7番ハ調を聴く

ここしばらくは1876年生まれのブライアンの作品を、
特集として少し取り上げていこうと思う。
今回は1948年に作曲した交響曲第7番ハ調である。
聴いたCDはサー・チャールズ・マッケラス指揮、
ロイヤル・リヴァプールフィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章アレグロモデラートは、戦争を思わせる打楽器のリズムと、
金管楽器のファンファーレで始まり、力強い感じである。
そして木管楽器や弦楽器がそのあと旋律を引き継いでいく。
そのあとは戦闘を思わせるような激しい部分も見られ、
荒々しい部分と静かで穏やかな部分が交互に繰り返されていく。
最後は打楽器と金管楽器を中心に高揚したところで終わる。
第二楽章アレグロ・マエストーソ・マ・モデラートは、
弦楽器と金管楽器で力強く始まる。
フルートなど木管楽器が舞踏風の旋律を奏でる。
打楽器の進軍するようなリズムと金管楽器と鐘の音が現れ、
動的な部分と静的な部分が交互に現れ、
盛り上がったあと、最後は鐘の音が残り、静かに終わる。

第三楽章アダージョアレグロモデラート-アダージョは、
弦楽器の揺れる音と低弦そして遠くから聞こえるホルンの音で始まる。
弦楽器がその後同じ音型を繰り返し、木管楽器やハープが絡んでいく。
弦のピチカートが効果的に使われ、揺らめく弦楽器の音に、
フルートなど木管楽器の音が絡み、やがて金管楽器も絡む。
ティンパニの音と木管楽器による牧歌的な部分も現れ、
金管楽器により盛り上がり、そのあと弦楽器中心の音楽となり、
チェロの独奏が入り、穏やかな感じが続いていく。
そして、ホルンの吹奏とハープが入り、
ティンパニの音から荒々しい戦闘のような音楽になり、
それが終わると弦楽器のみの穏やかな部分になり、
再びホルンや木管楽器が絡んでいき、ヴァイオリン独奏が入り、
最後は鐘の音が鳴り響きながら、穏やかに終わる。
第四楽章エピローグ「昔々」(モデラート)は、
ホルンの響きに続き、弦楽器が旋律を奏でていく。
金管楽器もコラール風の旋律を奏でていき、
弦楽器がそのあと力強い旋律を奏で、木管楽器も絡んでいく。
そして打楽器と金管楽器により荒々しい音楽になる。
それが終わると弦楽器は勇ましい感じの旋律を奏で、
トランペットなど金管楽器ティンパニも絡んでいく。
そしてヴァイオリン独奏とチェロの掛け合う部分、
ハープが絡む部分、ファゴットなど木管楽器が絡む部分が続き、
金管楽器がファンファーレ風の旋律を奏でる。
打楽器が進軍のリズムを刻み、金管楽器も絡んでいく。
そして静まってからヴァイオリン独奏が入り、
ハープや木管楽器も絡み、再び金管楽器が入る。
打楽器による荒々しい音楽のあと、
再び打楽器の進軍のリズムにトランペットが絡み、
鐘の音が響いて、最後は穏やかに終わる。