昨日は二俣川から小机まで歩きました。
二俣川から鶴ヶ峰に行き、昔住んだアパートを見た。
鶴ヶ峰本町という地名が今や鶴ヶ峰3丁目になっていた。
さらに中白根を通り、白山高校のところを通過し、
白山団地を通り、長い下り坂を降りて、鴨居駅まで来る。
ここまで約2時間弱の時間を要し、その後新横浜までを目指す。
小机までのコースの選択を失敗したため、40分くらいかかり、
トータルで2時間40分くらいかかってしまった。
そこで小机駅でJR線に乗ることにした。
途中聴いたのは、ホルストの「ボアーズ・ヘッドで」作品42。
この曲は1924年に作曲された一幕物の音楽喜劇である、
シェークスピアのヘンリ4世をもとに台本を作成している。
ハル王子とファルスタッフ、女主人(Mistress Quickly)、
高級娼婦(Doll Tearsheet)が主人公で、
脇役にファルスタッフの従者であるピストル、バルドルフなどがいる。
「ボアーズ・ヘッド」とはハル王子とファルスタッフが、
放蕩ぶりを発揮する下町の居酒屋の名前である。
意味は「猪の頭」という意味だが、
イギリスの飲み屋では、目印になるよう看板がかかっているから、
その看板に「猪の頭」の絵が描かれているということだろう。
この居酒屋を舞台に展開される喜劇が、
作品のあらすじということになるだろう。
ストラヴィンスキーの新古典主義的な作風に、
影響を受けたかのような簡素な感じも受けるが、
一方でイギリス民謡を用い、素朴な部分もあるが、
ワグナーの楽劇にみるような力強いところもあり、
ホルストの色々な音楽的な側面を
垣間見ることのできる魅力あふれる作品の一つである。