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ドミトリ・ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第2番嬰ハ短調作品129を聴き、二俣川から西谷まで

昨日は、二俣川から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1906年生まれのショスタコーヴィチの作品。
彼は有名な作曲家なので、略歴は省略する。
ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ハ短調作品129は、1967年に作曲された。
オイストラフの60歳の誕生日を祝って作曲されたようだ。
今回のCDはオイストラフのヴァイオリン、コンドラシンの指揮、
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏である。
第一楽章モデラートは、重々しい序奏に続き、
独奏ヴァイオリンが入って始まるソナタ形式による楽章である。
内省的な感じの曲で、書かれた作曲年代も関係するが、
交響曲第13番と同じようなスタイルで書かれており、似ている。
一方で交響曲第14番を予感させる室内楽的な響きもある。
独奏ヴァイオリンはその中を滑稽な感じで速い旋律を奏でる。
後半にカデンツァも用意されており、それが終わると、
深刻な音楽の雰囲気の中、ヴァイオリンはそれに
関係ないかのように軽快に旋律を奏でて最後静かに終わる。

第二楽章アダージョは、独奏ヴァイオリンから始まる。
やはり内面的で、どこか瞑想的で重々しい。
三部形式で書かれており、中間部にはカデンツァが置かれ、
荒々しく情熱的な部分もあり、そのあとは管弦楽も加わり、
最初のような重々しい音楽に戻り、最後はホルンが活躍し、
曲は独奏ヴァイオリンが入ったところで終楽章に切れ目なく入る。
第三楽章アダージョアレグロは、ロンド形式で書かれている。
冒頭のピアノと管楽器の掛け合いが面白い。
軽快で滑稽な感じのテンポの旋律が現れる。
このあたりは交響曲第14番に共通した部分を感じる。
途中カデンツァがあり、ヴァイオリン奏者の
技巧的な演奏をじっくり聴くことができる。
それが終わると最初の軽快で滑稽な感じの音楽が、
管弦楽全体で現れ、お祭りさわぎのような中で終わる。