
今日は横浜から東京都に入る地点に行くことを目標に、
1号線をひたすら東京方面に向かって歩く。
尻手で東洋製罐を見て少しだけ懐かしさに耽る。
東洋製罐は昔大学生の頃に学費を稼ごうと思い、
2、3週間ぐらいアルバイトをしたところだ。
当時は上から降りてくる缶を段ボール箱を持ち、
1ダース分くらいか受け止め、
ベルトコンベアーに流す作業の繰り返し。
まるでチャップリンのモダンタイムズの世界であった。
検缶という作業も大変であった。
短い時間で商品が不良品かどうかを見極めなければいけない。
なつかしさを感じつつ、歩き続ける。
それにしても川崎のエリアが長く感じられる。
多摩川にかかる多摩川大橋を渡り、
矢口に入ったところで当初の目的は達したなと思い、
東急の矢口渡駅から電車に乗り、
多摩川で東横線に乗り換え横浜へ向かう。
電車では1時間もかからない距離を
2時間半近くかけて歩いているのだが、
つくづく電車は便利なものだなと思う。
今日はリヒャルト・シュトラウスの交響曲へ長調作品12を聴く。
1883年から84年頃に構想を固めて作曲したようだが、
なかなかいい作品だと思う。
なぜ、有名にならなかったのかが不思議である。
他の一連の作品と交響曲は確かに作り方は違う。
でも、いいとはおもうんだけれどなあ。