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カマルゴ・グァルニエリのピアノ協奏曲第6番を聴く

今回取り上げるのは1907年ブラジル生まれの作曲家、
グァルニエリが1987年に作曲したピアノ協奏曲第6番である。
聴いたCDはマックス・バロスのピアノ、トーマス・コンリン指揮、
ワルシャワフィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章「気まぐれに、とてもリズミックに」は、
上昇する音型を奏でるピアノとせわしく動く弦楽器で始まる。
速く動くピアノの音に弦楽器が合わせ、強烈な印象を受ける。
何となくスクリャービンを感じさせもする。
第二楽章「穏やかに、とても感情的に」は、
ゆったりとピアノが叙情的な旋律を奏でていく。
弦楽器も夜の雰囲気を感じさせる叙情的な部分をみせ、
ピアノと対話しつつ、最後は静かに終わる。
第三楽章「愉快に、とてもリズミックに」は、
低弦から始まり、ピアノが入りリズミックな旋律を奏でていく。
ロマンティックな部分を感じさせながら、
最後は高揚して、あっという間に終わる。