今回取り上げるのは1876年生まれのブライアンが、
1954年に作曲した交響曲第10番ハ短調である。
演奏はマーティン・ブラビンズ指揮、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団によるものである。
単一楽章制に基づく作品である。
全体はアレグロ・エ・ソレンネ、
アダージョ、アレグロ・コン・フォーコ、
レント・エスプレッシーヴォの4つの部分に分かれている。
金管楽器などによって力強く堂々と旋律が奏でられ始まる。
それに続き弦楽器を中心としたゆったりしたの部分に入る。
そして打楽器と金管楽器が活躍する部分に入り、
荒々しい感じになったあと、木管楽器が活躍する部分に入り、
ヴァイオリン独奏が入り他の楽器と絡んでいき、
そのあとは金管楽器と打楽器が活躍し荒々しくなり、
盛り上がったあとは静かになり、ヴァイオリン独奏が再び入り、
他の楽器も加わりながら穏やかな感じで最後終わる。