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フェリックス・メンデルスゾーンの交響曲第1番ハ短調作品11を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1809年生まれのメンデルスゾーンの作品。
有名な作曲家なので、略歴については省略する。
交響曲第1番ハ短調作品11は1824年に作曲された。
今回聴いたCDは、ペーター・マーク指揮、
マドリッド交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・ディ・モルトは、ソナタ形式で書かれている。
提示部の短調だが堂々とした第一主題が印象的である。
提示部が繰り返されてから比較的短い展開部に入り、
各主題が変形され、再現部で各主題が繰り返され、
長いコーダに入り、ここでまた各主題が変形される。
最後の終わり方は、ベートーヴェンを思わせるところもあるが、
メンデルスゾーンらしいところもあり、堂々として終わる。

第二楽章アンダンテは、弦楽器中心に展開され、
その合奏部分のかけあいも美しく、弦楽器の良さを引き出している。
オーボエやフルートなど木管楽器が絡み、
牧歌風な雰囲気を醸し出し、聴いていて心地よい。
陰陽が付けられ、しみじみ聴くと意外にいい。
第三楽章メヌエットアレグロモルトは、
メヌエットモーツアルト風な部分を感じさせる。
堂々とした感じももったこの部分を過ぎると、
オペラの間奏曲のような穏やかなトリオの部分となる。
弦楽器が奏でるさざ波のような伴奏に乗って、
管楽器がゆったりとした旋律を奏でていくが、
最後はティンパニが少し不安な感じを示し冒頭部分への復帰を促す。
再び短調によるメヌエットの主題が奏されて終わる。
第四楽章アレグロ・コン・フォーコは、ソナタ形式による楽章。
展開部で主題を展開していく手法はなかなかで、
これが15歳の時の作品というのだから驚きである。
カノン風に弦楽器によって主題が扱われるところもなかなかである。
最後はトランペットが鳴り響き、祝典的な雰囲気の中、明るく堂々と終わる。