昨日は片倉町から横浜駅まで歩きました。
そのあと和田町の炭やに行き、飲んだ。
この前ニルス・ゲーゼの話で盛り上がった人たちが偶然いて、
ステンハンマルの話になって楽しかった。
途中聴いたのは1876年生まれのブライアンの作品。
彼の略歴については以前触れたので省略する。
交響曲第8番変ロ短調は、1949年に作曲された。
楽器編成は4本のホルンと3本のトランペットとトロンボーン、
ユーフォニウム、チューバ、ティンパニ、ハープ、ピアノ、オルガン、
サクソフォン、鉄琴、7名を要する打楽器群、弦楽器となっている。
聴いたCDはサー・チャールズ・グローブスの指揮、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
この曲はいつくかの部分に分かれているが、切れ目なく続けて演奏される。
冒頭のモデラートは、小太鼓のリズムにのって金管楽器群が行進曲風に奏で、
そのあと弦楽器が入り、そのうえに金管楽器が華やかに奏でる部分となる。
これを2回繰り返したあと、これらをもとに展開し、激しくなっていく。
途中ピアノと弦楽器と鉄琴、木管楽器による室内楽風な音楽となるが、
最後小太鼓と金管楽器により盛り上がりをみせ、静まったあと、
次のアンダンテ・モデラート・センプレ・カンタービレの部分に入る。
弦楽器によるゆったりとしたテンポの上に、
複数のフルートが軽快に旋律を奏し、他木管楽器がからみ、
背後ではホルンがそれに呼応しながら、曲は進行していく。
ホルン同士の対話、それに続きファゴット同士の対話が続く。
次のアレグロ・モデラートの部分は、再び小太鼓が行進曲のリズムを叩く。
そして金管楽器が加わり盛り上がりをみせたあと、
ハープとオーボエの音楽となり、弦楽器が加わりおだやかな曲となる。
やがて、感傷的な音楽になり、情熱的に盛り上がりをみせ、
静かになって鉄琴とフルートとハープが加わった音楽となる。
次のレント・エ・モルト・テネラメンテの部分は、
ハープと弦楽器に鉄琴も加わった夢見心地の音楽が展開される。
そのあとは木管楽器中心に展開され、弦楽器の低弦も活躍する。
牧歌風の音楽であり、フルートが最後に登場する。
パッサカリアⅠの部分は、木管楽器などが軽快なリズムを刻み、
金管楽器や打楽器が加わり盛り上がりをみせ、いったん静まる。
徐々にまた盛り上がりをみせ、金管楽器などにより2音による
強烈な音楽が登場し、次のパッサカリアⅡの部分に移る。
オーボエなど木管楽器がしばらく活躍し、ハープがこれに絡み、
それが金管楽器により打ち破られ、徐々に荒々しい音楽になる。
盛り上がりをみせたあと、静寂となりこれを繰り返すが、
終わりの方では弦楽器とハープだけの幻想的な音楽となり、
オーボエが加わり、ホルンが曲の冒頭に出た旋律を奏で、
打楽器の一音が渋く響き、最後静かに終わる。