2017-08-02 カイヤ・サーリアホの「キャリバンの夢」を聴く 古典~現代音楽フィンランド編 今回取り上げるのは、1952年生まれのサーリアホが、 1992年に作曲した「キャリバンの夢」である。 キャリバンはシェイクスピアの戯曲「テンペスト」に 登場する怪物であり、魔女シコラクスの息子である。 今回聴いたCDはペッテーリ・サロマーのバリトン、 ハンヌ・リントゥ指揮、アヴァンティ室内管弦楽団の演奏による。 バリトン独唱が歌い始めて始まり、管弦楽がこれに絡む。 木管楽器の動きに特徴があり、やや怪しく幻想的でもある。