昨日は片倉町から三ツ沢上町駅まで歩きました。
途中聴いたのは1685年生まれのヘンデルの作品。
現在ドイツのザクセン・アンハルト州のハレに生まれた彼は、
ハレ大学で法律を学んだが、その後音楽への情熱を捨てられず、
ハンブルク、イタリアで活躍したあと、
1710年からはハノーファー選帝侯の宮廷楽長を経て、
イギリスに渡り、1727年には帰化した有名な作曲家である。
オペラやオラトリオの分野で多くの代表的な作品を残した。
オルガン協奏曲集作品4は1738年に出版された作品集である。
高校時代に私はこのヘンデルのオルガン協奏曲全集のレコードを
買って何度も聴いた記憶があるほど、よく親しんだ作品である。
今回聴いたCDの演奏はルドルフ・エヴァーフェルトのオルガン、
コレギウム・アウレウム合奏団による。
高校時代のレコードで買ったものと同じものである。
ここでは第4番について取り上げておく。
オルガン協奏曲第4番ヘ長調作品4の4HWV292の
第一楽章アレグロは、ユニゾンで始まる弦楽器の主題を、
オルガン独奏が受け継ぎ、オルガン中心に音楽が進行する。
この曲は全曲の中でも有名な作品であるということだが、
久しぶりに聴いた私にとってもオルガン協奏曲の
印象的な曲といえばこの作品であったので懐かしくなった。
オルガン中心に展開される即興的な演奏の部分は
まさにオルガンの良さを十分に活かした名曲といえるだろう。
最後は弦楽器の冒頭のユニゾンで堂々と終わる。
第二楽章アンダンテは、ゆったりとしたテンポで、
オルガン独奏の即興的な感じの演奏と
弦楽器のトッティの交互の掛け合いが、叙情的で美しい。
第三楽章アダージョは短い9小節によりなりたっており、
オルガンによる即興的な独奏で、これは美しい。
これに最後弦楽器が加わり、次の楽章にそのまま続く。
第四楽章アレグロは、躍動的で華麗な音楽で、
オルガン独奏の高度な演奏技術が披露される。
オルガンの華やかさと弦楽器の格調高い音楽は、
いかにもヘンデルらしく、最後は堂々と終わる。