昨日は二俣川から鶴ヶ峰まで歩きました。
途中聴いたのは、ヨーゼフ・ハイドンの交響曲。
交響曲第68番変ロ長調Hob.Ⅰ-68は、1774年頃に作曲された。
今回聴いたCDは、ラッセル・デイヴィス指揮、
シュトゥットガルト室内管弦楽団による演奏。
第一楽章ヴィヴァーチェは、さわやかな感じの第一主題が、
弦楽器によって奏され、管楽器がそれを引き継いで始まる。
もう一つのおだやかな主題が弦楽器により奏され、
木管楽器の音がそれに絡み、この提示部は繰り返される。
その二つの主題をもとに展開部に入り、
さまざまな形でドラマティックに示されていく。
二つの主題が再び奏され、ホルンなども加わりながら、
やや趣向を凝らして奏され、最後堂々とした感じで終わる。
第二楽章メヌエットとトリオは、明るいメヌエット主題が奏され、
ホルンや木管楽器も絡んで、華やかな中にのどかさもみせていく。
トリオは弦楽器により始まられ、管楽器がそれに対話するように交互に現れ、
再び冒頭のメヌエット主題が繰り返され、華やかな中に終わる。
第三楽章アダージョ・カンタービレは、弦楽器により主題が奏される。
主題の間に上昇する二音を繰り返し、曲にメリハリを付けている感じである。
その音型は時を刻むかのように正確に一定のリズムを刻み、
色々な楽器によって繰り返され、歌うような主題の中にも取り込まれる。
リズムに乗って主題が歌うように奏され、愛らしい感じの楽章である。
弦楽器が奏でる主題は色々な形で表され、変奏曲風な部分を見せていく。
木管楽器が絡んでいき、盛り上がる部分もあり、いきいきとしている。
第四楽章フィナーレ:プレストは、弦楽器により軽快な旋律が奏でられる。
ホルンが絡み、ファゴットは弦楽器と旋律のやりとりをしながら曲は進行する。
冒頭の部分が繰り返され、ホルンが響き、それぞれの旋律が展開されながら、
ヴァイオリン独奏など各楽器により最初の主題を受け継ぎながら、
管弦楽全体で主題を奏し、最後は颯爽とした感じで終わる。