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ドミトリ・ショスタコーヴィチの交響曲第2番ロ長調「十月革命に捧げる」作品14を聴く

ロシア・ウクライナ編の最後はショスタコーヴィチ交響曲
さまざまな指揮者による演奏を何曲か取り上げて紹介したいと思います。
今回取り上げるのは1927年に作曲した単一楽章制による、
交響曲第2番ロ長調十月革命に捧げる」作品14である。
聴いたCDはベルナルド・ハイティンク指揮、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団および合唱団の演奏による。
冒頭は低弦を中心とした重々しい感じのラルゴで始まる。
その混沌とした音の中でトランペット・ソロが響きわたる。
続くアレグロモルトに入り、ショスタコーヴィチらしさが発揮させる。
軽快なヴァイオリンの独奏と木管楽器の絡み合いが印象的である。
その音の絡み合いが洪水のようになっていき、
金管楽器により華やかな感じに盛り上がりをみせたあと穏やかになったあと、
木管楽器中心に旋律が奏でられ、弦楽器のみが残って次の合唱の部分に入る。
そして合唱が「われらは歩み、われらは仕事とパンを願った」と歌う。
「闘争」を叫び、金管楽器も加わり、力強さを感じ、盛り上がりは最高潮となる。
「10月」を叫んで、金管楽器も加わり、盛り上がったところで力強く終わる。