今回とりあげるのは1919年生まれのカイサが、
1945年から63年にかけて作曲された交響曲第4番である。
今回聴いたCDは、マティアス・エシュバッハー指揮、
オールボー交響楽団の演奏による。
第一楽章モデラートは、木管楽器の牧歌的な旋律に続き、
弦楽器が生き生きとした旋律を奏で、木管・金管楽器が絡んでいく。
行進曲のように進行する中、旋律はフーガ風に展開されていき、
金管楽器中心に盛り上がりをみせたあと静かになって、
木管楽器と金管楽器が牧歌的な旋律を奏でる中、穏やかに終わる。
第二楽章モルト・ヴィヴァーチェは、ファンファーレ風の旋律を
金管楽器が奏でて始まり、そのあと弦楽器が軽快な旋律を奏でていく。
弦楽器がリズミックに一定の音型を繰り返す中、
金管楽器がそれに絡んでいき盛り上がったあと静かになり、
中間部では弦楽器中心の北欧的な幻想的な音楽になり、
冒頭の弦楽器のリズミックな音型が現れ、行進曲風に進行し、
金管楽器も加わり華やかになり、最後は高揚したところで終わる。
第三楽章レントは、金管楽器がファンファーレ風の旋律を奏でて始まり、
弦楽器がゆったりとした叙情的な旋律を奏でていく。
ティンパニが鳴り響いたあとは、弦楽器中心の部分が続き、
そのあと木管楽器が絡んでいき、これが繰り返されていき、
木管楽器のソロが奏でる旋律は、甘美で印象的である。
途中金管楽器と弦楽器で盛り上がりをみせる部分があり、
情熱的に盛り上がる部分と、幻想的で静けさのある部分が交互に現れる。
その盛り上がりの部分はショスタコーヴィチを感じさせるところもある。
盛り上がりが終わったあとは、弦楽器中心の部分が続き、
やがてティンパニのたたく音とホルンがそれに絡んでいき、静かに終わる。
第四楽章モデラートは、フルートのみのガデンツァ風の独奏で始まる。
弦楽器の音が入ったあとコールアングレ(イングリッシュホルン)が、
今度はカデンツァ風に独奏を展開していき、弦楽器が絡んでいく。
やがて弦楽器に主題が現れていき、金管楽器中心とした強奏が現れ、
これが繰り返されたあと、木管楽器が絡んでいき、金管楽器が絡み、
力強く弦楽器が主題を奏でていく部分が現れる。
そのあとは弦楽器中心に進行し、他の楽器が絡んでいく。
そしてハープが繰り返す音型に木管楽器が絡んでいくところは、
幻想的であり、続いて弦楽器が繰り返す旋律に他の楽器が絡みながら、
徐々に盛り上がりをみせていき、金管楽器が活躍し、
華やかさのある中、最後盛り上がって力強く終わる。