Mars&Jupiter おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

おおくぼっち(大久保っち)です。話題はハーバーフェルトトライベンや音楽、ウォーキング、城の魅力などです。

ボッシュとアンブロジーニによるカルミナ・ブラーナの「正義と邪悪」を聴く

風邪はまだ治らず、今日もウォーキングはお休み。
さて、私が所有しているカルミナ・ブラーナのCDはあと一つ。
ミヒャエル・ボッシュ主宰のアンサンブル・ユニコーンと、
マルコ・アンブロジーニ主宰の
アンサンブル・オニ・ウィタルスの演奏のものである。
「正義と邪悪(Fas et nefas CB19)」を今回はとりあげる。
カルミナ・ブラーナの中には格調高い教訓詩的なものもあれば、
飲み食いの歌などふざけたような、しかし人間臭い詩もある。
それがカルミナ・ブラーナを聴く楽しむでもあるのだが、
この作品は教訓詩的な内容の作品である。
ゴーティエ・ド・シャティヨンに書かれたこの詩は、
贅沢や人間の心にある貪欲な部分を指摘している。
物を誰かに与える時も誰に与えるのが良いのかを見極めるべきだという。
物にはその所有する人物の人格が備わっていると、
中世ヨーロッパの人々は考えていたことをどこかの書物で見た。
贈り物にせよ、誰にでも与えていいものではないというところが、
この時代に生きた人たちでないとわからない感覚なのかもしれない。