Mars&Jupiter おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

おおくぼっち(大久保っち)です。話題はハーバーフェルトトライベンや音楽、ウォーキング、城の魅力などです。

アーノルド・バックスの「クリスマス・イヴ」を聴きながら鶴ヶ峰から二俣川まで歩く

昨日は、鶴ヶ峰駅から二俣川まで歩きました。
途中、タカナシ乳業の工場の前を通る。
この時期行っているクリスマスの光のデコレーションは、
電車の中でもその光景を見かけたりするのだが、
こうやって歩きながらゆっくり見るのが味わいあっていい。
さすがクリスマス・イヴということもあってか、
携帯でその風景を写真におさめる人も何人かみかけた。

昨日聴いた曲は、1883年イギリス生まれのバックスの作品で、
1912年頃作曲された「クリスマス・イヴ」である。
この曲は、最初「山の上のクリスマス・イヴ」という題で、
1912年1月に作曲され、14ヶ月あとになって1回だけ初演された。
その初演時に改訂され、題も「クリスマス・イヴ」となった。
そんなことがCDの英文の解説に触れられている。
その後この作品は忘れ去られ、
彼の人生の中では演奏されることはなかった。
再び演奏曲として取り上げられたのは1979年ということである。

曲は幻想的でありながら、ロマンティックでもある。
主題は伝統的なグレゴリオ聖歌クレド信仰告白)の
旋律を利用しているということだが、
それが見事な形で美しい音楽になっている。
トランペットによって奏されるこの主題は、
やがてオルガンによって聖歌風に奏される。
荒れ果てたアイルランドの丘の上で
凍るような星たちの鋭い光と、
一年の中の一晩訪れる幸せへの喜び、
そこには800年間にわたる悲劇というしみ付いた記憶がある。
アイルランドが背負った悲しみの歴史と、
つかの間のイヴの日の幸せというものを
アーノルド・バックスは描きたかったのだろうか。