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ホアキン・トゥリーナのセビーリャ交響曲作品23を聴きながら二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのは1882年セビーリャ生まれの
スペインの作曲家トゥリーナの交響曲
彼の略歴は以前管弦楽曲編で触れたのでここでは省略する。
セビーリャ交響曲作品23は、1920年に作曲された交響曲で、
同年9月11日にエンリケ・フェルディナント・アルボスの指揮、
マドリッド交響楽団の演奏でマドリッドにおいて初演されている。
第一楽章「パノラマ」の冒頭の弦楽器を中心によって奏される音楽は、
霧がかかったような情景を感じさせる印象主義的な曲である。
ゆったりとした中にスペインを感じさせ、
オーボエなどの木管楽器が奏する旋律は民族的で美しい。
弦楽器と打楽器が奏する舞踏的なリズムもいい。
第二楽章「グアダルキビル川に沿って」は、
最初に現れる甘美で哀愁を漂わせるヴァイオリン・ソロが印象的だ。
それに絡み合うオーボエ・ソロは異国情緒をも感じさせ、
ゆったりとした音楽の中、スペインの風景を感じさせる。
カスタネットの刻むリズムがスペイン的である。
第三楽章「サン・ファン・アスナルファラーチェの祭」は、
活気のある軽快な曲で、祭りのにぎやかさを感じさせる。
金管楽器が活躍し、闘牛士が登場しそうな音楽も流れる。
ロマンティックで、スペインの情景を感じさせる曲である。
最後は金管楽器を中心にブルックナー的な感じの
華やかなフィナーレで堂々と終わる。