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フェリクス・ドレーゼケの交響曲第3番ハ調「悲劇的交響曲」作品40を聴く

今回は1835年ドイツ生まれのドレーゼケが、
1885年から1886年にかけて作曲した交響曲第3番ハ調作品40である。
副題は「悲劇的交響曲」であり、交響曲第4番と対照的である。
聴いたCDの演奏はイェルク=ペーター・ヴァイグレの指揮、
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団である。
第一楽章アンダンテ-アレグロ・リソルートは、
悲劇的な一撃のような音で始まり、それが繰り返されたあと、
ロマンティックな旋律が奏でられていくが、
そこにはブラームス風な、もしくはワグナー的な部分がみられる。
主部は金管楽器を中心とした力強く堂々とした主題が奏でられていく。
もう一つの主題は木管楽器と弦楽器を中心とした牧歌風のものである。
展開部はあまり目立ったところはないが、ロマンティックな部分や、
ホルンの吹奏にみられる壮大な感じの部分がみられ、
金管楽器中心に盛り上がりをみせていき、最後は力強く終わる。
第二楽章グラーヴェ(アンダンテ・マ・ノン・トロッポ)は、
打楽器のリズム、木管楽器と弦楽器による深く沈んだ旋律で始まり、
それは葬送の音楽のようでもあり、金管楽器も悲劇的な部分を強調する。
金管楽器により盛り上がりをみせたあと、最後のところは穏やかに終わる。
第三楽章スケルツォアレグロモルト・ヴィヴァーチェ)は、
軽やかに流れるような旋律を弦楽器が奏でて始まる。
金管楽器が加わり華やかな部分も見せていくが、ロマンティックである。
中間部はオーボエなど木管楽器中心に牧歌的な旋律が奏でられていく。
金管楽器が加わり、壮大で華麗な感じに盛り上がるところもある。
そして、冒頭の軽やかな旋律が再び現れ、最後は力強く終わる。
第四楽章フィナーレ(アレグロ・コン・ブリオ)は、
弦楽器中心に生き生きとした旋律が奏でられて始まり、
その旋律が繰り返されていき、木管楽器金管楽器が絡んでいく。
そしてティンパニ金管楽器が加わり、盛り上がりをみせていく。
中間では旋律をフーガ風に展開していく部分も見られる。
また、ワグナー風な感じもあり、聴いていて面白い部分もある。
途中の金管楽器を中心とした盛り上がりと対照的に、
最後は弦楽器と木管楽器を中心に穏やかに終わる。
彼の交響曲作品の中で主題の展開の手法などに円熟したところがあり、
この楽章はおそらく素晴らしいうちに入るのではないだろうかと思う。